満足度

億万長者になりたかったので伝説の億万長者、本多静六さん(以下静六)の本を読んでみました。

やっていることはほとんど特別なことはなく、ごく当たり前のことばかりですが、今の自分には刺さるものばかりでした。

書評

4分の1貯金

静六は毎月お給料をもらうたびに4分の1貯金をやっていました。

4分の1貯金というのは通常収入の4分の1を天引きして貯金し、臨時収入は全額貯金するというものです。

苦しい苦しいで普通の生活をつづけて、それでもいくらか残ったら……と望みをかけていては、金輪際余裕の出てこようはずはない。
貧乏脱出にそんな手温いことではとうてい駄目である。いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう。
そうして、その余の四分の三で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。

静六がこの4分の1貯金を始めたときの生活は9人を養っていかないといけなかったのでとても苦しい生活をしていたはずです。

それにもかかわらず、4分の1貯金を続け、静六はどんどん貯蓄を増やしていきました。

この4分の1貯金は難しい技術は必要ないのでぼくたちにもまねできます。

そうはいっても実際やってみるとなるとかなりしんどいはずです。

しかし最初から4分の1はなかったものと考えて、投資信託を毎月買って自動引き落とししてもらうという方法をとれば嫌でも実行することができます。

今の時代に生まれたメリットを享受しながら4分の1貯金に励みましょう。

投資

「財産を作ることの根幹は、やはり勤倹貯蓄だ。
これなしには、どんなに小さくとも、財産と名のつくほどのものはこしらえられない。
さて、その貯金がある程度の額に達したら、他の有利な事業に投資するがよい。

貯蓄だけでは貯まるお金も知れたものになるから投資をしろということですね。

静六は4分の1貯金で貯めた貯蓄を元手に株を買ったり山林を買ったりして資金を大きく増やしました。

この資産の増やし方というのが尋常ではなく、当時は明治時代で日本が大きく発展していくときということもあり、かなりの富を築きました。

これは静六自身の手腕もよかったのでしょうが、ときの運が大きかったのかなと思います。

この投資に関してはまねできることは少ないですが、

  • 貯蓄だけしていては始まらない!
  • 投資をしろ!

ということは凡人が成功する方法論としては的を射ています。

ウォール街のランダム・ウォーカー』からインデックス投資をするのが凡人の投資の最適解だとわかっているのでインデックス投信を買い続けていけばいいのではないしょうか。

アルバイト

静六は大学の先生をしていましたが、そのほかにも文章を執筆するなどして現代で言うアルバイトをしていました。

そのアルバイトというのがまたストイックで「一日一ページ」毎日原稿を書き続けることです。

病気を患ってアルバイトができなかったときは後にしっかり埋め合わせもするという徹底ぶりでした。

本職の仕事をしながら、また病気にかかりながらもコツコツこうやって働くストイックな姿は本当に尊敬します。

ぼくたちもたいてい一本の安定した収入を持っています。

それプラス何か副業を持ってコツコツ静六のように続けられれば静六に近づけるはずです。

ケチと節約・倹約は違う

静六曰く、ケチと節約・倹約は違うんだそうです。

吝嗇(ケチ)は当然出すべきものを出さず、義理人情を欠いてまでも欲張ることで、節倹とは似て非なるもはなはだしい。
節倹は出すべきものをチャンと出し、義理人情も立派に尽くすが、ただ自分に対してだけは、足るを知り、分に安んじ、一切の無駄を排して自己を抑制する生活を指すのである。

義理人情を重んじて出すべきときは出す。

だけどムダな支出は一切しないよう自分を律する。

そうしていけば、よい人間関係を築いていけますし、どんどん貯金は貯まっていくはずです。

職業を道楽化する

好きを仕事に!と最近よく言われていますが、静六もそれに賛成しています。

なんでもよろしい、職業を道楽化するまでに打ち込む、これが平凡人の自己を大成する唯一の途である。

好きなことを仕事にするとモチベーションが高くなるので、能動的で生産性の高い仕事をします。

それに仕事が好きなら疲れにくく、充実感があふれるのでクオリティーオブライフも上がってきます。

しかし好きなことを仕事にできる人はごくわずかです。

こればかりは難しい問題ですが、本業でなくても副業で好きなことをやるという道もあります。

なのでそういったところから少しずつ好きを仕事にしていけばいいのではないでしょうか。

まとめ

貧乏から抜け出すには勤勉に働いて質素倹約に生きて貯金をつくり、投資に励む。

すごく当たり前のことですが、その大切さと大変さを改めて感じました。

資産を築いた成功者の本というのはよくありますが、どれもこれもまねできることはわずかです。

しかし本書は凡人にもまねできることがたくさんあります。

  • 4分の1貯金とアルバイトで投資資金をつくり、それで作ったお金を元手に投資していく。

このように20代の人が静六のような生き方をしていけば、定年するまでには1億くらいの資産は貯まるのではないでしょうか。

今の時代、お給料が少なくなかなかお金が貯まらないという人が多いと思いますが、そんな人にこそ読んでほしい一冊です。

なお、本書はKindle Unlimitedの対象でもあるので読み放題に加入している人はぜひ読んでみてください。