満足度

司法試験を目指してみるかと何となく思い、伊藤塾の塾長である伊藤真先生の本を読んでみました。

タイトルを見て勉強のノウハウを期待して読んだのですが、内容は勉強法だけにとどまらず、「勉強」について奥深い著者の考え方に触れることができるものでした。

ポイント

勉強を始める前に合格体験記を書く

自分はもう合格しているのだ、というところからスタートして勉強を始めるわけだ。

すると今はただビデオを巻き戻して、なぞっているだけなので、たとえ途中でつらいことや挫折があっても、何の心配もいらない。

すべては「予定どおり」の出来事であり、最後は合格するのだから、どんなスランプも乗り越えることができる。

このように合格する前に合格体験記を書くというのは本書を読む前からぼくもやっていました。

著者の言うとおりどんなに苦しいことがあっても

今はまだ合格する過程にいるんだ!

全部ストーリー通りじゃないか!

と思え、最後まで頑張ることができました。

ぼくはそのおかげで、行政書士試験、宅地建物取引士試験、そして司法書士試験に合格することができました。

この合格体験記を書くというのは受験勉強をするすべての人にやってもらいたいです。

スランプになったらおめでとう

私は基本的にスランプに陥らない方法はないと思っている。

逆に言えば、スランプに陥ったときほど、合格に近い。

「自信を持て!」と言っている。

勉強をしていなかったら、スランプに落ちこむことなどありえない。

高い目標を持って努力しているからこそ、スランプがあるのだ。

考えてみてほしい。

一流選手ほど深刻なスランプに悩むではないか。

ダラダラやっている二流、三流選手ならスランプになることもない。

スランプを感じるのは、現状に満足していない証拠だ。

つまり現状を打破し、次の目標にたどりつくまでの過程がスランプなのである。

ぼくはこの部分を読んだだけでも本書を読んだ価値がありました。

スランプになると不調で何をやってもうまくいかないので心底落ち込んでしまいます。

なのでスランプはとても肯定できず歓迎できるものではありません。

しかし、著者の言うように「高い目標を持って努力しているからこそ、スランプがある」わけです。

向上心を持って努力しているいればどこかで行き詰まってしまうのは仕方のないこと。

そこを打破すれば成功できる。

このようにスランプを「成功に必要なプロセス」と捉えることができれば、スランプになっても自分で自分に「おめでとう」ということができ、自信を持ってスランプを迎えることができます。

まとめ

本書は勉強の方法論も書かれていますが、メインは著者の勉強に対する考えです。

自分も勉強を頑張ろうと思える内容でした。

そしてさらに司法試験受験界のカリスマ講師である著者の苦労話も載っているので、その話を読むとなおさら勉強する意欲が湧いてきます。

(なんと、著者は大学時代は住み込みの警備員のアルバイトをしていたそうですよ。)

本書を読んで単なる目先の小さな目標(合格)だけでなく、その後の大きな目標(夢)を見据えて勉強するようになれば人生の幸せをつかむことができるようになるはずです。