満足度

ここ最近、一気に人間関係の輪が広がりいろいろな人とお話したり、いっしょに何かをしたりする機会に恵まれています。

輪が広がると楽しいです。

しかしその反面、嫌われないようにしようと、変に気を遣いすぎて疲れてしまいます。

でもそうやって嫌われることを恐れながら生きるのは不自由でつまらない!

ということで、嫌われる勇気を得るために本書を読んでみました。

最初に読んだのが2年前で、ものすごく心に響き、1度読んだ後、すぐにもう1度読んだ記憶があります(そんなの後にも先にもこの本だけ)。

久々に読んだ今回もまた心を揺さぶられ、「嫌われる勇気」を意識して生きることができるようになったのかなと思います。

ポイント

人生は他者との競争じゃない

自分の周りを見渡せば、自分より稼いでいたり、仕事ができたりする人がたくさんいます。

人生を「他者との競争」と考えると劣等感に苛まれ、自分のことが嫌いになってしまいますよね。

しかし、ぼくたちが存在する空間は上下が存在せず、平らな空間だから他者と比べることは意味がないとアドラーは言います。

前を歩いていようと、後ろを歩いていようと関係ないのです。

いわば、縦の軸が存在しない平らな空間を、われわれは歩んでいる。

われわれが歩くのは、誰かと競争するためではない。

いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値があるのです。

「縦の軸が存在しない平らな空間」

この発想はありませんでした。

今の自分よりも一歩前に進む努力をぼくたちはするべきなんですよね。

そうすれば、少しずつ進歩する自分のことを受容できるようになるはずです。

他者の課題を切り捨てる

他者の課題に介入すること、他者の課題を抱え込んでしまうことは、自らの人生を重く苦しいものにしてしまいます。

もしも人生に悩み苦しんでいるとしたら——その悩みは対人関係なのですから——まずは、「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知りましょう。

そして他者の課題は切り捨てる。

それが人生の荷物を軽くし、人生をシンプルなものにする第一歩です。

自分にとって最善の選択をしても、それを他者がどう評価するのかは自分にはコントロールできません。

なので、どうすることもできない「他者の課題」は切り捨てるべきだとアドラーは言います。

ここ大事ですね。

対人関係で相手がどう思っているのか、嫌われたら嫌だなとか思ってぼくはいつもあれこれ考えてしまいますが、自分にどうしようもないことを考えても仕方がないというのはもっともです。

あなたが誰かに嫌われているということ。

それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです。

たしかに嫌われることは苦しい。

できれば誰からも嫌われずに生きていたい。

承認欲求を満たしたい。

でも、すべての人から嫌われないように立ち回る生き方は、不自由きわまりない生き方であり、同時に不可能なことです。

自由を行使したければ、そこにはコストが伴います。

そして対人関係における自由のコストとは、他者から嫌われることなのです。

自由であることと嫌われないことは両立しえないんですよね。

自由である限り、他者に嫌われることになる。

自由を選ぶか、嫌われないことを選ぶか、考えは人それぞれですが、ぼくは自由がほしいです。

そのために嫌われる勇気がほしい・・・

人生は連続する刹那

ぼくたちは「過去の事実によって今の自分が形成されている」から「過去が変えられない以上、今の自分も簡単には変われない」と思ってしまいます。

それは人生を「」だと思っているからです。

しかし、アドラーは「人は今すぐにでも変われる。」「今すぐに幸福になれる。」と言います。

それは人生が連続する「」だからです。

つまり線のように見えるのは、連続する「刹那(点)」なのです。

人生が連続する刹那であるなら、過去も未来も存在しません。

「いま、ここ」は過去も未来も関係ないので、過去の自分と変わろうと思えば変われますし、幸せになろうと思えば幸せになることができます。

まとめ

本書でも触れられていることですが、理論はわかっても実践するのが難しいのがアドラー心理学です。

なので本書を読んだからといってすぐに嫌われる勇気を持って行動できるわけではありません。

しかし、「今」を真剣に生き、今の自分を受け入れることができるようになれば、少しずつ嫌われる勇気を持てるようになり、それと同時に自由に、そして幸せになることができます。

 

本書の話は対話形式で進んでいくので、立ち止まることなくどんどん読むことができます。

人間関係に悩みを抱えている。

自分のことが大嫌い。

そういう人に本当に読んでほしい!

読めば、考え方、世界の見え方がガラリと変わりますよ。