満足度

前回の『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』に続き、食事本を読んでみました。

本書は「どのような食事をすれば病気を減らし健康を維持したまま長生きできるか」に主眼が置かれています。

なので、「いかにリバウンドせず、かつ脂肪がつかないように体重を落とせるか」を目的とした『最強の食べ方』とは主張が若干違います。

「『糖質=太る』ではない」

「和食が健康に良いわけではない」

「卵の摂りすぎはダメ」

「果汁100%のジュースは体に悪い」

「βカロテンをサプリで摂るのは逆効果」

などなど、健康にいいと思ってこれまでやってきたことが実は体に有害だったという目から鱗の最新の知見にたくさん触れることができました。

ポイント

健康に良い食品・健康に悪い食品

数多くの信頼できる研究によって本当に健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と現在考えられている食品は、
① 魚、 ② 野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)、 ③ 茶色い炭水化物 、④ オリーブオイル、 ⑤ ナッツ類の 5 つである。

逆に、健康に悪いと考えられているのは、
① 赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)、 ② 白い炭水化物、 ③ バターなどの飽和脂肪酸の 3 つである。

この健康に良い食品5つと健康に悪い食品3つを抑えれば、この本の8割をマスターしたも同然です。

健康に良い食品を積極的に摂取して悪い食品を食卓から除くようにすれば、それだけで究極の食事になります。

それにしても、健康に悪いとされているものはぼくの好きなものばかりなので正直ショックです。

白米も肉も「悪い」とまで思っていませんでした。

考えを改める必要がありそうです。

成分よりも食品が大切

食べるものを考える時、肉や野菜といった「食品」と、リコピンや糖分といった「成分」の 2 つがある。

以前まではこの成分の中で何が体に良いのか研究されていた時代があるが、最近では、食品が重要なのであって成分はあまり重要ではないとされるようになってきている。

β カロテンを含んだ緑黄色野菜そのものは病気の予防に役立つと考えられているものの、緑黄色野菜から β カロテンを抽出しサプリメントとして摂取すると、逆にがんのリスクや死亡率が上がることが、複数の研究によって明らかになっている。

リコピンに関しては有害であるという研究結果がないだけまだましかもしれないが、抽出されたリコピンを摂取することで病気を予防したり死亡率を下げたりするということを示した研究はない。

どのような「食品」を食べるのかが重要であり、それに含まれる「成分」にとらわれてはいけないということを教えてくれる良い例である。

「果汁 100% のフルーツジュースが健康に良い」という考え方も正しくない。

実はフルーツジュースと加工されていない果物とでは、健康に対する影響が 180 度異なることがわかっているのだ。

最新の研究によると、フルーツジュースを多く飲んでいる人ほど糖尿病のリスクが高い一方で、果物の摂取量が多い人ほど糖尿病のリスクは低いことが明らかになっている。

果物の中でも、特にブルーベリー、ブドウ、リンゴを食べている人で糖尿病のリスクが低い。

体重との関係においても、フルーツジュースは太るものの、果物を食べている人はやせると報告されている。

ぼくは普段の食事では栄養素を摂りきれないと思って、マルチビタミンのサプリメントや果汁100%のジュースを飲んで栄養を補ってきました。

そうやって体にいいつもりで積極的に摂取してきましたが逆効果だったとは・・・。

どうやら食品を加工する過程で健康上のメリットが失われるようです。

手軽に取れるからといってサプリやジュースに頼るのではなく、栄養は食品からきちんと摂るようにすべきですね。

茶色い炭水化物は太らない

「炭水化物を減らせば痩せられる」ということが近年言われていますが、量ではなくどのように摂取するかが重要なんだそうです。

白米やラーメンのように精製された炭水化物(白い炭水化物)は体重増加につながるものの、玄米や蕎麦のように精製されていない炭水化物(茶色い炭水化物)を食べても体重は増えないことが研究結果から示唆されている。

同じ炭水化物でも精製されているかされていないかで全然違うんですね。

また、太りやすいということ以外でも「白米は食べるほど糖尿病になる」ということも言われているので、白米の摂取量はなるべく抑えたほうがよさそうです。

卵は「1週間に6個まで」

「卵は悪玉コレステロール値を上げるから摂りすぎない方がよい」ということが以前言われていました。

しかし、卵が悪玉コレステロール値を上げる科学的なデータはないとされ、最近では卵の個数制限はされていません。

ただ、卵で糖尿病や心不全のリスクが高まるということが最近報告されています。

なので卵は週に6個程度にすることを著者は推奨しています。

 

ってか、鶏肉はよくて卵はよくないんですね。

何ででしょう・・・。

まとめ

本書は「あれはイイ!」「これはダメ!」と、とにかく単純明快です。

わからないことはわからないと言ってます。

どれもこれも科学的根拠(エビデンス)に基づいた信頼できるデータです。

なので、本書に書かれている食事が健康に長生きするための現時点での最適解だといえます。

まずは本書で健康上のリスクを把握しましょう。

リスクを把握したうえで自分が何を食べるのか決めていくのが大切です。

好きなものを我慢して幸福度を下げてしまえば、人生つまんないですからね。

ということでぼくはこれからも牛肉を食べ続けます!